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見られている意識が作用する

去年の9月でしたが、誘われるままにトライアスロンに出場したのがきっかけとなって、その後フルマラソンを走り、また、6月に再度トライアスロン参加を予定しています。
11月にニューヨークマラソンがあると聞くと出てみたくなり、そう考えると、ロンドンでもボストンでも経験してみたいと思うものですから、不思議です。

さて、そろそろトライアスロンに備えなければと思い、素人考えながらランで足腰を鍛えておこうなどと思うわけです。
選択肢はいくつかあるのですが、ジムでランニングマシーンというのもこの季節になると寂しくなり、野外を走ろうとなります。

一時期は日比谷公園を選択していました。
正直、20キロも30キロも走る気にはなれませんし、日比谷公園までは行く気になっても、すぐ近くの皇居まではどういうわけか足が届きません。
それで日比谷公園をくるくると走ります。
しかし、どうもモチベーションが上がらず、予定の距離をやりきらずに(くじけて)終わるということが続きました。

一方、皇居まで行くと、どういうわけかモチベーションが上がります。
その理由は、走っている人がたくさんいるからなのでしょう。
心理としては、のろのろと走って抜かれたくないという競争意識が一つ。
それから、同じように走っている人がいるという仲間意識。
周囲に見られているという点からくる手が(足が)抜けないという牽制(監視)されている意識も加わります。

私個人的には、克己心を維持する上では他者から見られているという意識が作用する部分が大きい気がしています。
これは、自分たちのビジネスにも通じることだと思います。

もしお客様がすぐ目の前にいたとして、その行動をとりますか?
あるいは、その発言が出ますか?
そうした問いを常に自分たちに発するように心がけています。

リノベーションは見えないパーツがたくさんあります。
たとえば、床下がどうなっているかをお客様は確認できません。
(だからこそ、確認したいというお客様もいらっしゃいます)
また、(コンクリートの)構造壁と壁の表面材の間にどれだけの空間があるかも確認できません。

それゆえに、実際どのような工事を行ったのかを明確に説明できる状態を担保するべきですし、工事プロセスもできる限り記録(画像等)するべきと考えています。
ACSでは4年ほど前から「顔の見えるリフォーム」を実行してきました。
これは、リフォームのプロセスをできるだけ詳細に記録し、ブログ型のコンテンツとしてWEB上に公開するという取り組みです。
全てを見てもらって恥ずかしくない(説明できる)仕事を地道に目指しています。