とにかく歩かないという方針 | 丸の内で働く社長のフロク Powered by アメブロ

とにかく歩かないという方針

まさか再びフルマラソンを走りたいという気になるとは思ってもいませんでした。
いや、実のところ、ほのかにその可能性を感じてはいましたが、やる気がこみ上げてくるレベルとは思いませんでした。
(などと言いながら、まだ二度目にチャレンジはしていません)

そもそも、マラソンを走るというのは、体に悪いと思います。
専門的な知見はありませんが、あんなに長い距離を走るわけで、確実に「酸化」しますよね。
だというのに、またやってみたいと思うのですから、不思議です。

さて、ろくに準備もせず、フルマラソンに挑んだ時に、受けたアドバイスの中でとても役に立ったことは、「とにかく歩くな」というものでした。
足も痛むし、坂もあるし、苦しいし、歩きたくなるだろうけど、それでも歩かないことだと。

事業についても同じことだなと感じています。
とりわけ中古マンションをユニットごとに購入して、一つ一つバラバラの企画でリノベーションして再販するような極めて地道なビジネスの場合、マラソンを走る時と同じようにとにかく走り続けることが重要なんだと思っています。

走るといっても軽やかに風を切って走るという感じではありません。
それも私のマラソンと同じように、事前に痛み止めを飲み、速度を上げすぎて途中でバテないように気をつかい、水をこまめに補給し、お腹が空く前にバナナをもらいそれをほうばり、沿道に作り笑顔をふりまき(見られていないのに)、客観的にはほとんど歩いていると思われる速度でも本人的には走っているという認識で両足を前後する状態です。

かっこうはともかく、走り続けることでわかることもあります。
そもそも走り続けるだけの体力がないですから、体と相談しながら走るわけです。その中でこのペースなら走れるなとか、ちょっと右の膝が痛んできたなとか、そうした微妙な変化に気付きます。

いま、中古マンションの再販で気づく変化でいうと、駐車場を求める人がほんのわずかですが増えてきています。
これには、いろいろな見方ができるので、簡単には言うべきではありませんが、どうやら景気が少し上向いてきていて、車を所有する(したい)人が増えているということと思います。

いままでは、駐車場の有無を投資判断において重視していませんでした(ほとんどの消費者が駐車場を必要としない時代になっています)。
しかし、これからしばらくは、車の所有について多少気を使う必要があると思っています。