市井の景気ウォッチ
昨日、ホテルオークラのオーキッドルームに打ち合わせしながらランチをと考えてふらりと入りました。
時間は11時半頃だったでしょうか。
給仕係(?)の人たちが忙しなく動きながら各テーブルをセッティングして回る店内には客は一人も見当たりませんでした。
実は、その前に、もしオーキッドルームがランチの予約だけで満席だったら世の中は相当に景気が良くなっているということだよなどと話しながらそこに向かっていました。
まさかこれだけ席のあるオーキッドルームなのだから予約なしでも大丈夫だろうと高をくくっていたわけですが、結果は予約だけで満席。
これまでたまたま予約なしでいつでもオーキッドルームに入れたということかもしれませんが、どうも世の中の状況が変わったように思えてならないのです。
いや、これはとてもいいことだと思います。
世の中が停滞して、ホテルオークラにやってくる客数が少なくなるよりも、余程よいことです。
さて、そんな状況下、ACSで中古マンションのリノベーション事業をやっていて思うことですが、住宅購入を考えるお客様の動きがとても活発だなと。
もっと端的に言うと、住宅購入を検討している人が増えている実感があります。
そしてまた、検討していた住戸を「買い逃した」という話が増えてきているようにも思います。
つまり、購入環境が変化して、少しずつ売り手マーケットに変わろうとしているように見えるのです。
もちろん、日本は人口減少中ですし、日々空き家が増え続けているわけで、マクロ的に見れば住宅市場が売り手市場になるなど考えられません。
ですから、これはちょっとした波に過ぎないでしょう。
しかし、どうもこの購入意欲の波は想像以上に強いようにも感じます。
これは市井の景気ウォッチャー的分析ではありますが、どうもアベノミクス効果は少しずつ広がろうとしているんじゃないでしょうか。
繰り返しますが、とても良いことだと思っています。