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カレンダー考

早いものでもう6月です。
ACSにおける5月は昨日(6月1日)まででした。

カレンダーを自分たちの仕事のリズムに合わせて変えるという習慣はいつから身についたのか思い出せませんが、その効用については様々な自己体験で身に沁みてわかっているつもりです。

これは極めて単純な話で、世の中のカレンダーに自分たちの仕事を合わせるよりも、仕事に合わせてカレンダーを変えたほうが合理的だということに尽きます。
ACSの5月度はGW明けの5/7から始まって6/1で終了しました。

GWは住宅購入者の動きを変える潮目に位置するので、その間に切れ目を作ることは不合理です。
一方、住宅を一般消費者向けに売っている事業者として土日は営業、火曜水曜が休業となるため、その週の切れ間に合わせて月末は月曜日(休前日)に固定しているために6/1が月末となっているわけです。

自分たちの仕事に合わせてカレンダーを作るとは、実はお客様に合わせてカレンダーを作るといううことでもあります。
これをやろうとすると、必ずと言っていいほど組織内に抵抗が生まれるものです。
ACSではもうすっかり慣れっこになっている土日営業ですが(住宅産業では当然だと思いますが)、これも最初はいろいろな理由をつけて避けようとしたものです。
(みんなが遊んでいるときに働くというのは、抵抗になりやすいということでしょう)

お恥ずかしい話、誰かが抵抗を示していたように書きましたが、自分が一番抵抗していました。
大まかに言えば、それまでの習慣を変えたくなかったということでしょうか。

変革への最大の抵抗勢力が経営者だったというお粗末な話。
カレンダーを顧客のために変えるという極めて簡単なことが当たり前になるまでに随分時間を要してしまったものだなと今は思います。
答えは顧客に聞けばいいなどと言いながら、自分都合の答えを出してしまう。
カレンダーのことを考えながら、先行きへの戒めを思った次第です。