丸の内で働く社長のフロク Powered by アメブロ -7ページ目

発売

『奥さまはCEO』書籍版、3月22日発売決定です。
主要書店とローソン500店舗にて。
ってことになっていますが、どちらの書店とローソンのどのお店に並ぶのかは定かではありません。
たぶん、お近くの書店で売られるに違いありません。




従って、3月22日には是非お近くの書店に行くことをオススメします。
仮にそこが大型で有名な、いわゆる主要書店であった場合で、すぐに『奥さまはCEO』を見つけたとしてもすぐに買ってしまってはいけません。
まず、あなたはわざわざカウンターまで行って「あの話題になっている『奥さまはCEO』が今日発売と聞いて、居ても立ってもいられず買いに来たのですが、いったいどこにありますか?」
などと大き目な声を出すのです。




ここで注意すべきは、できるだけ親切な店員をつかまえること。
不愛想なやる気のない店員に聞いても「あの辺です」みたいに言われるだけに終わってしまいます。
それではいけない。
あなたは親切な店員に伴われて『奥さまはCEO』が平積みされている場所まで歩いていきます。
そこでも……
「ああ、本当に楽しみだ。あの『奥さまはCEO』が読めるなんて。店員さんも読みましたか?」
などとウザめに声を発するのがいいでしょう。
できるだけ周囲に聞こえるように、恥ずかしがっている場合ではありません。




もし、『奥さまはCEO』の置かれたコーナーが店内のマイナーな場所だったり、平積みされていないというような事態に出会ったら、そのまま放置してはいけません。
それがいかに不当な行為であるのかを自分なりの言葉でぶつけましょう。
「これじゃ、わかりにくい。この労作がこんな日の当たらない場所に置かれるなんて耐え難い」
てな感じで、親切な店員さんをキッと睨みつけるんです。

なんなら場所を指定してもいい。
『もし世界から猫が消えたなら』(川村元気)あたりが置かれている場所に無理にでも捻じ込むんです。




そうそう、よく周辺からは「この本はプレゼントに最適だなあ」などと言われていることもお伝えしておきます。

こうやって、一人一人が頑張ることで社会は少しずつ変わっていくもんなんじゃないかな……



奥さまはCEO


販売戦略

販売戦略である。
いつか、この時が来るとは思っていたが、販売を戦略せねばならないのである。




様々な方面から、「本は売れないよぉ~」と脅し続けられて約半年。
「ましてや無名の新人の……しかも小説でしょ」などと批判めいた反響は数知れず。




そうは言ってもやっちまったものは取り返しがつかないわけで、何とか読んでもらわんと、いや買ってもらわないといかんのです。奥さまはCEO!
『こりゃ、選挙と同じだな』などと一人ゴチっています。
(選挙などやったこともないというのに……)




要は足元から票読みしかないだろうと。
おいおい、そんなんで何冊まで読めんだよ……ってか、何なら配った方が早いんじゃね? みたいな意見もあることにはあります。
しかし、配られた小説ってどんな意味があるんだよ……一応、これでも作品じゃないか、その商業価値を無視してただ配れってのかよ、Yくん。




自費出版ですか? ってどんだけなんだよ。
自費じゃないよ。他費だよ。
まったく、どいつもこいつも。






いいアイデアがあるよとはT氏だ。
「昔の部下全員に強制すりゃいいだよ。でもって、買ったレシートと現物を写真で撮ってFacebookに上げさせるってのはどう?」
なるほど鬼だ……しかし、そんな強制力行使できるのか?
「いや、だからさ、レシートと現物の写真をアップしてない奴はどんどん友達から削除すんだよ」
って、非現実的だっつうの。だいたいFacebookの友達1278人しかいないのに……





まあ、とにかく明日は販売会議だ。


結局、一日を棒に振った。


水曜夜、以前からの友人である某氏主催の会へ赴いた。
店前には、細い道だというのにロールスロイス『ゴースト』のデカイ図体が横付けされている。
なるほど、今夜は”これ系”の方もいるのだなと、違う緊張を抱えながら店内へ。


スタートは1800と聞き及んでいたのだが、10人は座れるであろう横長テーブルは半分も埋まっていない。
結局、大方の参加者が揃ったのは、1900過ぎ。
その間、ひたすらシャンパンとワインを飲んだ。これがまずかったかもしれない。
長時間、ワインを飲み続けていいことはない。
1800開始予定の会が1900になる場合も同様である。


主催者である某氏と最後に会ったのは、前々回の衆議院選挙前。そして今回の再会は直近の衆議院選挙後ということで、結局、議員としての彼には会わずじまいということになる。
慣れない政治談義であった。
いや、個人的には政治の話は嫌いではないのだが、酒の肴としてはあまりいいものではないのだろう。さらにワインが進んでしまった。


気付けば、「なぜ、原発がいけないのよ?」と絡む始末。
「第三極など票の無駄」と持論をぶつけつつ、出てきた料理にはほとんど手を付けぬまま、ワインをひたすら飲んだのだ。


そして翌未明。
激しい腹痛に見舞われダウンである。
当初、ノロウイルスを疑ったのだが、どうやら違うらしい。
木曜日一日を潰すだけで済んだのは幸いというものだろう。


というわけで、「忠臣蔵」着手は先送りとなった。
永遠の先送りがチラつくが……もう少しあたためてみようかと。

律儀

そう言うとなんだが、私は律義な性格である。
いや、真面目と言った方がいいかもしれない。
(自分で言うのも何であるが……)


忠臣蔵を現代版に焼き直して展開する。
しかも、面白くしなければならない。
そんな難題を突きつけられて以降、ふと気付けば忠臣蔵のストーリーラインを考えている。
どうせやるなら47時間以内であろう。
もちろん、赤穂浪士に因んでである。


まずはダジャレモチーフだ。
中心くら(暗)っ……というのはどうだ?
展開はさっぱり思い浮かばないのだが、最後に主人公が気付くのだ。
「何じゃこりゃ? 周りはこんなに明るいってのに、真ん中だけ真っ暗じゃん…ここの中心、くらっ!」
みたいな。
言うまでもなくダメだろう。そもそも最後に至るまでのストーリーが全く浮かばないではないか。それに、真ん中だけくらいというシチュエーションも思い浮かばん。


となれば、赤穂浪士から攻めるか……
赤穂四十七士。
どこか今流行りのグループに近いではないか?
AKO(エイケイオー・アコー)47というのはどうだ?
ある日、所属事務所が芸能界から追放されてしまう。
苦境に立つアイドルグループ「AKO 47」は地道な草の根活動でファンを拡大し、やがてメジャーデビューって、全然ダメなのだ。


だいたい私は忠臣蔵の展開をわかっているようでわかっていない。
まず知っている登場人物と言えば、浅野内匠頭(ワープロの対応力に感謝)、吉良上野介(同左)、大石内蔵助(内って必要なのか?)、大石主税(ってか、どうして主税でチカラなんだ?)……あとは、えっと……高田馬場の仇討ちのヤツがいたような……まあ、とにかくロクに知らないのだ。


この知識量でどうやって書くんだよ。
だいたい仇討ちってのが今風じゃねえしなぁ……
まあ、逆に言えば、仇討ちなんてものをやろうってヤツがいるわきゃないという現実離れがかえってモチーフとして面白くなるのかもなあ……


ってことで、ちょっと思いついたので、書いてみることにしてみました。
敢えて忠臣蔵についての知識は増やさず、限られた知識量でやってみようと、雪が降る中考えた次第です。

昨日は鍋であった。
遅い新年会という建付けで集まった。


早めに到着し一人で生ビールを飲みつつ「下流の宴」(林真理子)の文庫本を読む。
ほどなく、一人目が到着し、挨拶もほどほどに「新作のラフ」を手渡した。


そもそもこの集まりが、小説を書くきっかけである。
去年の年始、勢いで書いてみるか! となり、その後、飲み会の場でプロットを共有し「いいじゃない」と盛り上がったのだ。


それから約1年。
飲み会で共有した「奥さまはCEO」構想が間もなく本になろうとしている。
ただ書き手本人としては、これは既に終わった話であり、次作の構想を共有したいという欲求から、この遅い新年会を設営したのだ。


一人目の男(S)が約1万文字の「新作ラフ」を読んでいる。
雑な作りだということは認識しているが、そこそこに描きたいことは理解してもらえるはずだ。
さすが読書家だけに、どんどんページを繰っていく。
反応は見えない。いいだろう。Sという男は簡単に感想など述べないタイプだ。
おそらく、他の二人がそろってから何か言い始めるはずだ。


40過ぎの男が(一人は50近い)黙ってビールを飲みながら、残る二人の登場を待つ。
ほどなく、二人目の男(K)が現れた。
KとSは久しぶりの再会らしく、近況について交歓しあっている。
それを遮って、Kに「ラフ」を渡した。


Kも心得たもので、さっそくそれを読み始める。
この男も読むのが早い。本当に読んでるのか? 一人目の男(S)もそうだが、真剣に読めよと言いたくなる。手間暇をかけた手料理を1分で平らげられた主婦の心境がよくわかる。


「遅れてごめん」
言いながら三人目(T)が現れた。
これでようやく「ラフ」の正当な評価が可能になるというものだ。
勝手にビールをオーダーし、早く追いつけとばかりに「ラフ」を手渡した。


「やっぱ、冒頭のインパクトが伝わらないですよね」
Sが口火を切る。
あろうことか、作者が自信を持って打ち出した冒頭部分の批判である。
ハリウッド映画を意識し、ドアタマに衝撃的なシーンを持ってきた。
読者が驚くこと間違いなしなのに、いきなりダメ出しか?


「映画やってる時にも、いつも言ってたんですけどね……やっぱインパクトは受け手側の共感がないと、インパクトにならないんですよねぇ」
Sは過去映画の仕事にも携わっていた。
共感がないと売れないんっすよなどと、実際売れなかった映画のタイトルを口にする。
確かに、アレは売れなかった……でも、それとこの「ラフ」が同じか?


「っていうかさ、やっぱ鎌田さんの書く文章は面白いよ」
Kは笑顔になると目が細くなる。その細い目を虚ろに見ながら、言葉の意味を咀嚼する。
文章がうまい? 小学生の作文でもあるまいし、何が文章がうまいだっ! こっちはそんなことを聞いているんじゃない。
「そうそう、鎌田さんの文章は面白いですよ」
そうそう? Sの相槌には驚くしかなかった。こっちにとっては文章がうまいなど誉められたことにならんのだ。
そして更なる衝撃発言にオレは愕然とした。


「つまりさ、鎌田さんはさ、『巨人の星』で言えば、梶原一騎じゃなくて川崎のぼるだね」
はあ? どう考えても梶原一騎だろ、オレは……
暗にオレの創造性を否定したKは大会社の重役であり、オレに書くことを勧めた張本人である。
それが、なんだっ! 創造性に疑いのある人間に小説書けとかケシカケたってのか?
っていうか、その男が書いた小説が本になろうとしてんだぞっ!


「そうそう、鎌田さんは原作者タイプじゃなくて上手に絵を描く方ですね」
そうそう? Sの相槌には呆れるしかなかった。何が、そうそうだっ! しかも、あれだけインパクトのある冒頭シーンを再び非難した。


二人して他人の創造性を否定しやがって……そんなわけねえだろっと押し返すとSが言う。
「いや、たとえばですね。今日のこの飲みの場の3時間を鎌田さんが描いたら間違いなく面白いですよ。それが、鎌田さんの能力ですよ」
はあ? なんじゃそれは? それじゃ単なるブログじゃねえかよ。
「そうそう、ブログです。鎌田さんのブログは面白いですよね」
Sがニコニコと屈託のない笑みを浮かべている。ったく何がブログだよ……


「川崎のぼるとか言われっから、おもしろくないんじゃない? 三谷幸喜って言われりゃ納得でしょ?」
三人目の男(T)がようやく追いついた。見れば、オレの原稿が狭いベンチシートの上で折れ曲がって打ち捨てられている。
ちゃんと読んだのか怪しいが、まあ、確かに三谷幸喜なら多少納得できるから不思議だ。


「だからさ、鎌田さん、たとえば忠臣蔵とか書いたら?」
忠臣蔵? しかも現代版ってどうやれってんだよ? てか、そんなの面白いのかよ?
往年の社長シリーズかっつうの!
「いや、絶対面白いよ。鎌田さんが書いたら面白いから」
どいつもこいつも勝手なことを……ハリウッド映画の演出で衝撃を与え、父子愛を下敷きにしながら、トリッキーな遺産相続と社内抗争を交えた一大巨編の評価はどうなるのだ?
いいアイデアのはずだろっ! 面白いじゃないか、忠臣蔵現代版なんかより!


「だからさ、やってよ。忠臣蔵」
いいさ、わかったよ。ブログ書くよ。こうしてブログ書けばいいんだろ?
書いたよ。こうやって書いてみたよ。おもしろいかこれが?
何なら忠臣蔵、ブログで書いてやるー

アンパンの話

いつだったか某ゲーム会社の経営者に中国でのコピー問題について聞いたことを思い出します。
「コピーしてもらっていいんですよ。そうやってゲームが広がってくれる方が市場の拡大につながるので」

それとはスケールがあまりにも違いますが、新丸ビルのベイカリー「ポワンエリーニュ」のマネ商品が出てくれたのは栄誉以外の何物でもありません。

 

 

主力商品の「アンビザー」はポワンを開業した5年半前、斬新なアンパンを標榜して開発したもの。
実際、お客さまからの評価も高く、一番の売れ筋に育っています。
実は、販売開始以降、こまめにチューニングを重ねていて、ずっと同じを維持しているわけではありません。
(このあたりは、虎屋さんをお手本にしています。変らないように見えて、変わっている。変えることを恐れない精神ってやつです。もちろん、ポワンのスタッフが優秀だからできていることと思っています。)
http://www.point-et-ligne.com/

 


で、今回真似してもらったものとは、やっぱり成分が違いますよね。
ついこの前、「成分表示をよく見よう」というお話を聞いたばかりだったので、今回のマネ品の表示もジロジロ見てみました。
やはり、大量に流通させるには、色んな物を入れないといけないってことがわかります。
マーガリン、食塩くらいは理解できるけど、ソルビット、乳化剤、増粘剤…何だか知らないものがたくさん入ってる。

成分表示

 
キャッチコピーも真似してもらってありがたく思ってます。

キャッチコピー 

ポワンのアンビザーは【あんこ、小麦粉、パン酵母、塩、オリーブオイル】しか入ってないので、このあたりは丸の内で作って・焼いて・売っている「小さいベイカリー」らしさなんでしょう。

 

 


ついでに、ベイカリーなんだけど、実は後ろ側は「バール」業態になっていて、こっちの売上もお陰様でかなり伸びています。
こんな感じのサインも最近取り付けて、認知拡大を図ってます。
(小さいお店でも知恵と工夫で「床あたりの売上」が伸長するんだということを実感してます。)

バールサイン 


12月21日から丸の内でプロジェクション・マッピングがスタートするので、皆さんもたまには丸の内、いかがでしょう。
その節は是非、ポワンにお立ち寄りくださいまし。
http://www.tokyo-michiterasu.jp/main/hikari_vision.html

川の流れのように……とのことでした

一橋大学院の楠木先生と久しぶりにお会いした。
いつぞや、ブログで「俺は一体どこに行くのか?」などと書いたところ、ありがたいことにお読みいただいた。
で、そいつをネタにダイヤモンドオンライン(先生が連載コーナーをお持ち)上で扱ってもらえるというので、期待して待ってました。




待てども待てども、その後、続報なく、ああもうないのかなと思っていました。
ところが……昨日お会いしたところ、「3週間くらい前に書きましたよ」とのこと。
でもって、拝見しました。




「川の流れのように 楠木」とググってくださいというご指示。
皆さんにも是非ググっていただきたい。
面倒な人は以下のリンクをご利用ください。
http://diamond.jp/articles/-/27464




楠木先生は本当に面白い方です。
相当な笑いのセンスをお持ち。
内容よりもついつい面白い箇所を探してしまいました。
それについて解説するのは野暮なのでやめるとして、内容的にはタイトルそのままで、要は何やらゴールセットしてそれに向かっていきましょう的な生き方を否定してもらってます。
(先生、ありがとう)





まあ、「行き当たりばったり」ってのとは違うと思っていますが、まず計画を立てて、そいつを忠実に実行していくと結果が生まれますという考え方はどうも馴染まない。
そんな人生ないでしょ。ふつう。
むしろ、計画とは違う結果が生まれちゃったり、計画してないことが生み出されてラッキー! とか、ええ! そりゃヤバい! とか……それが人生だよね。





夢に日付入れてる場合じゃないよ。
っていうのは、言い過ぎかな……これ以上は危ないからやめときます。





楠木先生、もう「奥さまはCEO」の連載はほぼ終了ですが、ありがとうございました。
先生の連載、これから読むようにします。
毎回、必ず「いいね」しときます。




※どうでもいいけどMacからアップすると文字がでかくなるのはなぜ?

くどいけど…

 

 

いつの間にか12月になり、いつの間にかローソンの連載も終了しつつあります。
ちなみに、今からでも読めますから、読んでみていただきたい。
配信は12月末まで維持されます。
ああ、言い忘れてましたけど「奥さまはCEO」です。

 

 

ローソンアプリ内でなかなか行きつけないというご意見も多くありました。
でも、これは私のどうにかなる問題でもなく…
我慢してもらうしかなかったのですが、それも今となっては後の祭り。
とにかく年内までなので、お暇なら是非。

 

 


で、今更なんですが、反省が多いですね。
とにかく反省が多すぎて、それが最大の反省かもしれません。

 

 


結局スマホ配信原稿は全部で約25万文字ありました。
多過ぎるっちゅうの!
途中で飽きるよね…
これでも相当絞ったんですけど、それでも25万文字ですよ。

 

 

だいたい、登場人物が多過ぎた。
出版バージョンに向けては、何人か退場させることにしました。
25万文字という多すぎる文字数の克服には、登場人物を何人か抹殺するしかありませんでした。

 

 


それから、余計なエピソードが多い。
ストーリーラインとは(振り返れば)無関係な「脱線」が多くて、読みにくくしていたように思います。
自分の人生が脱線の連続なので、話を書いても脱線してしまうんでしょうなあ。
ついつい解説したなるというのもあって、これが冗長的になっていた。
出版バージョンではだいぶ削減しています。

 

 


てなことで、12月初旬、25万文字を削減する作業をグダグダやりまして、16万文字くらいまでに落としました。
そいつが、どんな形で陽の目を見ることになるのか。
これは来年ということになります。

 

 

 

その意味では、ダラダラとした25万文字バージョンを読めるのも今年限り。
ローソンアプリ内だけですから、お暇なら是非(しつこいけど)。

ああ、なぜこうも継続というのは困難なのであろうか






気付かぬうちにもう11月も半ば。
のっけから嘘。はっきり気付いている状態で11月半ばを迎えている。
このブログも更新せずに2週間以上放置。




この間、前回書いた学生企業時代にお世話になった先輩の一周忌の集まりに出た。
あの恐かった先輩(当時の会社の社長)が亡くなって1年が経過した。
実は、そのこともあって、学生時代のビジネスの情景を思い出したのに、その発端となった事柄をないがしろにしてしまった。
ただ、今更、それに触れ直すこともできず…といった具合に、時間は勝手に流れて行ってしまう。





そんなこんなで、「奥さまはCEO」は配信版の最終章を納品。
(そうそう、「奥さまCEO」が全部ローソンWiFiをつかまなくても、読んでもらえるように変更になっています。
ってのは、ローソンWifi下でしか読めないパーツのアクセス数が激減という事態だったためです。
一方、それだけ読んでもらってありがたいなあと思っています。)

それが11月5日あたりだったか。
その後、内容が雑になっているとの指摘もあり、今後修正せねばならない。
いつまでたっても、手離れしない…これを倦んでいるというのだろうなあ。
(その間に、わけのわからない短編を書いてみました。発表機会がないのが残念…)
などと思っていると、またも時間が勝手に流れている。





時間というヤツは誠に勝手だ。
ちょっと止まっておいてほしいと思っても、全く柔軟性というものがない。
早く過ぎ去ってくれ!と願っても(たとえば、インプラント手術みたいな苦痛が伴う場合であるが)、ビクとも揺らがずどっしりと同じペース。
時間に血液型があるならB型だな。






そんな風に時間と付き合ってきて、47年が経過したのも最近。
(誕生日メッセージなどありがとうございました。っても、今更祝う感じでもないのですが…)
47年!?改めて文字にするととてつもない時間。
何やってんだろう…などと考えているうちに、すぐ10年くらい経っちゃいそうだよね…
やっぱ、やろうと思ったことは全部やった方がいいね。
まさに時間との勝負。
時間というとてつもなく頑固で変らないヤツとの戦い。




人間は大変だなあ。
自分とも戦わないといけないし、時間とも戦わないといけない。
そんなことを思う雨の土曜日でした。




「奥さまはCEO」ファンページがfacebook上にあります。
http://www.facebook.com/okusamaCEO
○○○
「奥さまはCEO」読むにはローソンアプリが必要です。
あっ、それとスマホも必要なので悪しからず。
http://smtapp.lawson.jp/wifi/novels/ceo/sns.html


あんた、一体どこから来たの?

よく仕事は全部…リクルートで教わった、マクドナルドで教わった、ディズニーランドで教わった、びっくりドンキーで教わった(ないか…)、ペットショップこじまで教わった(むりか…)、山口組で教わった(あるけど、本にはならないな…てか、教わったことを他人に教えないっつうの)





それでいうと、私はいったいどこで仕事を学んだろうか?(前田さんの哲学的投げ掛けは、仕事などという狭域に限定していないのでしょうが、人生時間の大半をかけてきたという点で、そこに集中して考えたとしてです)





1984年に大学に入ると、それまで知らなかった世界を知って腰を抜かしました。学生企業というものがあって、そこには学生のくせに”仕事”している人がいる。その組織を彼らは”事務所”と呼んでいました。
悪い友達の手引きで(今日あたり、Facebookで探すか!?)その事務所に出入りするようになったのが19歳の終わりだったかな。そこにおっかない先輩がたくさんいて「ブタ使い」されました。(※「ブタ使い」って品がないっていうか、古典的表現っていうか、今使わないよね…でもこの表現が一番正しい状態でした。)







月5万円の固定給。で、現場に出ると(イベントとかキャンペーンの制作をやっていましたから、”現場に出る”ってのがあったんです)日当8,000円でした。
月3回現場があるとして、月額74,000円って話を若い人にしたら、「当時の貨幣価値は…」なんて真顔でいわれるんだけど、下手したら今より価値ないっつうの!(恐ろしいけど、この国は、僕が19だった頃より生活実感としてはデフレしている!何なんだよって話はまた今度)






それで、その事務所の社長(恐い人だった)に(馬鹿だから)最初に聞いたのが、昼飯代は出ないんすか?
出るわけねえっつうのって感じですが、それまでのバイト経験が吉野家と居酒屋くらいだったんで、食事が出たんだよね…それでそんなこと聞いちまったら、「誰だってメシ食うだろ?働いてなくても?」って出すわけねえだろっ的高圧姿勢で瞬殺だったことを覚えてます。



で、その後、その社長がこっそりと(聞こえるように)先輩にいう訳です。「あいつ、使えなかったらすぐ切れよっ」
緊張したことを覚えてます。で、切れよって言われていたのが、その後インテリジェンスを一緒に創業することになる宇野さんでした。






月給5万円の処遇(?)について説明してくれたのも宇野さんでした。
外苑前のもうなくなっちゃった喫茶店で。
「家庭教師とかやればもっと楽に稼げるけど、ここならビジネスを学べるからね」みたいな説明を『オレ、別にビジネスとか興味ねえし』って感じで聞いてたことを記憶しています。





実はこの”ブタ使い”された10代後半が今の僕の人生の基礎になっちゃってます。どこから来たのか…でいうと、僕はキラー通りのパズルビル(東京都渋谷区神宮前3丁目38-11)から来たんです。




続きはまた今度…書くかもしれません。




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