点々 | 丸の内で働く社長のフロク Powered by アメブロ

点々

さて、24周年という中途半端なタイミングでの小さな会は、25年目に突入するタイミングが25周年だという思い違いから行われた。
「だから、25周年っていうのは、人で言うなら25歳になった時を指すんだよ」と(私は)言ったのだが……
その勘違いの彼は人一倍情報拡散力が強い(多少不確定なことでも、どんどん見切りで突き進むタイプ)。


で、それを素直に受け止めスケジュールブロックしていた海外在住のメンバーから「あれってどうなったの?」と直前確認が入った(計画を立てたら、その通りにきっちり行動するタイプ)。


そんなことで、急遽「24周年の集まり」が設営された。
「直前で集まることだし、仲間内だけで……」という仕切り。仲間内以外に一体誰を呼ぶのかと思いつつ、一方、相当に仲間と思われる者たちが他にもいるのだが、そんな細かいことはお構いなしという堂々たる企画であった。


企画担当は大手商社の内定を蹴ってインテ一期生として入社した男(何かと内部的なことを企画する位置付けはそれなりの立場となった今も変わらない)。
それを操るのが冒頭の24年を25年と間違っていたメンバーだ。


創業の地、外苑前のビル前に集合。


若い頃は、わざと遅れてくるタイプだったメンバー(常にハイテンションのため夏より冬に会った方がいいタイプ)が先に到着していて驚く。
リーダーは半ズボンにサンダルで登場だった。
「(目の前にあった)イタリアンレストランがなくなってるぜ」と全員が同じ感想を述べてから、幹事仕立てのワゴン車へ。


でもって、3年度目に移転した南青山のビル(地下)へ移動した。
ビル前では、季節外れの大雨で浸水したことを大声で会話。20数年前の災厄を不吉に撒き散らしつつ記念撮影。



次に5年度目に移転した南青山の別のビルへ(これも地下)。

「おお、家具屋になってんだなぁ」などと一目瞭然の感想を口々に述べて即撤収。
その当時入社したある女性社員の名前が思い出せない問題が発生(これについては最後まで誰も思い出せずに終了)。



そして、青山学院前のオーバルビルへ。
「ここの何階にいたんだっけ?」
「……10階じゃね?」的な曖昧なやり取り。


我々にとって、オーバルビルと言えば地下のマクドナルド。
今となっては時効だろうが、当時、廃棄されるべき残り物のハンバーガーを夜中にタダでもらっていた。
「もらってるくせに、冷えたポテトはまずいとかって、文句言ったんすよね」とは、留年に留年を重ね二度入社して今は社長になっている男の弁だ。
確かに、冷めきったポテトはうまくなかった。食っていたから知っているのだが……



その間、海外在住のメンバーが当時はなかったファミマで買い物する姿が見えた。
「何買ったの?」
「持って帰ろうと思ってさ」
何かとは答えず、袋の中身を見せる彼。
中には男性向け汗拭きシートが入っていた。
シンガポールって暑いんだね……ってか、あっちに売ってないの?
大いなる疑問を抱えながら、車は青山の某レストランへ。



原点ってか、点々と転々であった。
お疲れ様でした。