中古マンションを500戸超販売して感じたこと | 丸の内で働く社長のフロク Powered by アメブロ

中古マンションを500戸超販売して感じたこと

久しぶりにブログを更新することにしました。
理由については、この後半で触れることになるかもしれません。

タイトルにあるようにインテリジェンスを離れてから、取り組み始めた中古マンション再生再販事業は絶えることなく継続し約6年が経とうとしています。

時が経つのは早いものです。見込み違い、遠回り、判断ミス、戦略ミス、とにかく失敗ばかり、よくもこれだけ積み重ねたものだと驚いています。

先日ですが、これだけ苦労しながら事業を育ててきて、そろそろ1000戸供給しているのではないかと思いつき、一緒に事業をやっている鈴木美紀子さん(財務管理系一式を担当してくれています)に「何戸?」と聞いてみましたら、なんとまだ571戸しか供給していませんでした。
なんということか。これだけ苦労してやってきてまだ1000戸もいってなかったのか!
そして、そんな基礎的な数値すら頭に入っていないのか、俺は!

そんな風に自分を責めましたが、つまりはそれだけ蛇行運転をしてきただけに振り返る余裕もなかったということでしょう。
1000戸に強い意味はありません。しかし、せめて「多くの家庭に良質な住まいを提供してきた」ということで胸を張りたいなと。それくらいはできているだろうという「自分を持ち上げる」意図で、ふと1000戸くらいやっているのではと考えたわけです。

さて、本題ですが、ずいぶんと自分は傲慢だったのだなと思っています。
自分の実力をもってすれば、どんな事業でもすぐに成果を上げられると思っていました。
でも、そんなわけはないのです。

一番の実感は、知らない場所で知らないことをスクラッチでやるのは、やはりとても大変だということです。
事業を作るということはそんなにたやすいことじゃない。
そんなごく当たり前のことを自分は忘れていたのか、あるいは、見ようとしなかったのか、あるいは、もう十分すぎるほどわかっているので乗り越えられると思っていたのか。
これは、もう完全に3番目だと思います(いまのところ)。

苦労や試練に慣れているはずのタフな自分を信じていました。
実際、メゲずにやれる人間だとは思います。
しかし、一番くらったのは、そういうタフネスをこの年になってまた使う羽目になってるよ!という起こった事態よりも、それに向き合っている自分にガッカリしていました。
感情としては情けなさというか歯がゆさというか、まさに不甲斐ないというやつでしょう。

20代・30代で経験済みであり、克服済みである事態にまた再会して、もちろん過去の経験が大いに役に立ちました。
それでも間違ったんです。いろんなことを。

これは誰に書いているというわけじゃないのです。
が、一種のコミットのためです。
自分のコミットをさらけ出すことで強化しようという。
外に宣言して自分を強化するという、ごく基本的な自己鍛錬をやりたくなりました。
もう少し、書くことにした理由があるのですが、それは幾つかの具体的失敗事例とともに次回書こうと思います。
(いずれにせよ、こうして書く場があったことは自分にとって幸いでした。ありがとう、アメブロ)