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中華の進出力

国としての存在感はその国がどんな形で他国に受け入れられているかによって測ることができるでしょう。
その代表例がその国の料理ということになります。

中国の場合、相手国を饗応しようと思って不自由を感じることがないそうです。
たいがいどんな国にも中華料理店は存在しているからというのがその理由です。
(入りたいかどうかは別として、確かにどこに旅行しても必ずと言っていいほど中華料理店は目にします)

さて、それだけ浸透度の高い中華料理店ですが(中国発祥の料理を「中華料理」と一つに括るのは間違っているのは承知の上で)、これほど店によって差の大きい料理屋もないなと思います。
先日、久しぶりに入った瞬間に出たくなるお店に入り、すぐに理由をつけて出てきました。

ーーー料理を食べる前に、そのレストランの質を見分ける方法として「おしぼり」があります。
おしぼりが以下に該当する場合は期待レベルが大きく下がります。
(個別包装された不織布ではなく、いわゆる布製のおしぼりの場合)
1)臭いがやばい(雑巾臭?)
2)色がやばい(黄ばみ?)
3)温度がやばい(人肌?)

その一方、常に確かなレベルの料理を質の高いサービスととともに提供してくれるお店もあります。
しかも、決して高いコストを支払う必要もない。

もっともらしい理由で、おしぼりがやばいレストランを後にして、向かった先は赤坂四川飯店でした。
その日のテーマが「辛いもの」でしたので、そのテーマを達成するために想起されたお店が、かの陳さんのお店であったというわけです。

赤坂四川飯店はちょっと不便な平河町にあって(そのくせに赤坂)、おまけに古いオフィスビルの中に、普通の会社に挟まれるように存在しているので、知らないで行くということは不可能と思います。
それでも、アイアンシェフの陳さんのお店なので、なんやかんやと調べて行くという人も結構いるんだろうと思います。
このお店は、はっきり言ってコストパフォーマンス最高だと思います。
少々ビルが古く、調度がシャビーだという点さえ我慢して貰えば、料理はだいたい何でも旨いですし、もちろんおしぼりもちゃんとしています。