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ウィキ活用

つい先日ですがWikipediaに少額ながら寄付をしました。
みなさんも目にすることがあるでしょうか?
Wikipediaを使っているとふとバナーが出て「このサイトは寄付で運営されているので……」と。
以前も寄付したから出てくるのかもしれませんが、一人のユーザーとしてやり過ごすことができずにカード決済しておきました。

このWikipediaを運営し、そして、そこに有益な情報をアップデートしてくれているボランティアの皆さんには本当に頭が下がります。
(Wikipediaが、本当のところどうやって運営されているのか理解できていませんが、一般の人たちというか市井の専門家がそれぞれの分野について勝手に書いて入れているわけですね?)
とりわけ最近、私が興味を持って調べている事項については、おそらく鉄道マニアの方なのか、あるいは、地域行政に知見のある方なのか、とにかくなんらかのオーソリティーが書いて頂いているのだと思います。
(日々助かっております。この場にて御礼申し上げます)

さて、ここ最近やたらとウィキっているネタとは何かというと駅ごとの「乗降人数」です。
(ありがたいことに、直近では2013年度、過去に遡ること30年分くらいはWikipediaでフォローしてくれています)
ACSでは良質なコミュニティを戦略的に選択し、そこに良質なリノベーション物件をお届けするという方針を採用しています。
そうしたコミュニティの質を測る指標として最近注目しているのが駅の「乗降人数」です。

そもそも「流入人口が多い地域は活性度が高くコミュニティの質が高いか、あるいは向上していると見るべき」だろうという仮説を持っています。
例えば、江東区。
江東区は過去10年以上、区への流入数が他地域への流入数を上回り人口が増え続けています。
となれば、江東区は行政区として健全性が高いというか、コミュニティとしての評価が高いと見ることができると踏んでいるわけです。

しかし、こういう行政市区レベルですと、ACSが手掛けるようなマンション再販事業においては、大味過ぎてしまいます。
どうしてももう少し細かな単位での判断指標が欲しかったわけですが、その中で最近使えるかなと考え始めたのが、先の駅ごとの乗降人数ということになります。

わかりきったことですが、日本のマーケット人口は減少しています。
住宅についても、それを必要としている人は大きくみればずっと減少していきます。
恐ろしいことですが、日々、どこかで住宅が余り続けていると見なくてはなりません。

ある駅は年ごとに乗降人数が減っているとします。逆に別の駅は乗降人数を増やしている。
すごく単純ですが、減少している駅は増加している駅に人口を奪われているわけです。
強い存在がより強くなり、弱い存在がより弱くなる経済上の定説に従えば、乗降数が増加している駅は今後ますます増加する可能性があり、減少傾向にある駅はさらに減少していく可能性があるということではないでしょうか。

あまりクドクドと書くほどの奥行きではありませんが、もし、今まで住んだことがない地域に家を買うことを検討するなら、是非、その駅名をウィキって利用者数を確認することをお勧めします。